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天国途上 〜生きること思うこと〜

イエス・キリストを信じて、聖書を学び続けながら、ほんとうの幸せに出会いました。 私の日常は平凡なのに感動があふれ、問題や失敗もあるのに希望があふれています。 人生はそのゴールである天国へ向かって変えられ続けています。こんな私が日々思うことを公開します。 仙台市郊外にあるプロテスタント教会在籍。

自分の価値を知りなさい

だいぶ前にテレビ録画しておいた映画ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島を観た。

 

すでに映画館で観ていたからストーリーは知っていたけど、何度でも感動して泣いてしまう。

 

感動のツボは人それぞれだろうけど、私は、人が変わっていく姿、紆余曲折を体験しながら情けない正体がさらけ出さ れ、やがて成長していくプロセスに心を強く動かされる。

 

そしてそのプロセスには、必ず素晴らしい出会いがあり、関わり合う仲間がいるよう に思う。

 

ナルニア国物語はイギリスの小説家であり学者でもあるクリスチャンの有名な著作だけれども、このナルニア国物語にはまさにそれがあるのだ。

 

立派になる素質を持った者が見事に成長するというより、欠点や弱点、問題や困難を抱えた者たちがアスランに出会って変えられ、アスランを 知った者たちが他者に影響を与えていく。

 

そして共にアスランと結ばれていく。

 

なれ合いな仲良しではなく、愛と真実による堅い絆が育まれて いく。一人ひとりが内面から変えられ、周りの関係も変わっていく。

 

ナルニア国物語を知らない人にはぜひ映画でも小説でもオススメしたい。

 

 

第3章の映画では、姉のように美しくなりたいというあこがれと自分の容姿への不足を感じ始めた少女(ルーシー)が 登場する。

 

「自分にないもの」に心が奪われ、「それ」を持っている他者が気になる。

 

比較して自分を肯定できない悲しみを抱える。

 

 

「あの人みたいだったらいいのに・・・」

 

 

このような思いは誰もが経験しているのではないか。

 

そんなルーシーの前にアスランが現れて、心に秘めたその願望が生み出す結末、思いもかけない破壊的な影響がどんなものかを教えてくれる。

 

そしてこう言い残す。

 

 

「自分から逃げるな。自分の価値を知りなさい。」

 

 

ネタばれになるので、ルーシーがその後どうなるか、これ以上は言わないで我慢・・・。

 

 

誰の心にも、ウィークポイントのような領域があるのではないだろうか。

 

そこに触れられると心がチクチク、ザワザワしてしまう。

 

喜びや平静が奪われてし まうようなこと。

 

コンプレックスとも言えるかもしれない。

 

私たちはその違いを受容するより否認し、向き合うより逃げてしまいやすい。

 

自分のすることがうまくいっているとか、願いがかなったとか、人から称賛されたとか、そういう時には満足して、チ クチクを忘れることができるだろう。

 

しかし、チクチクは再び心に忍び寄ってくる。

 

実にしつこい。

 

すごく嫌なのに なぜか追い出すこともせず、うじうじと仲良くしているなんてことはないだろうか。

 

私こそ、そういうタイプで、コンプレックスの影響を強く受けて生きていたと今ではよくわかる。

 

自分の価値なんて実感できなかったし、あると思いたくてもどうやって知ったらいいのかわからなかった。

 

だから誰かに認めてもらうことで自分を保つことを覚え、 一喜一憂していたように思う。

 

一人になると孤独で不安だった。

 

その私がイエス・キリストに出会った。

 

私も含めて人間という存在が何者であるのかを聖書から学び、それを信じるに 従って、時間をかけて、私は自分のほんとうの価値を知るようになった。

 

外見や能力や成功や持っているものに左右されない、自分という「存在そのも の」にある価値を知るにつれて、私は自分から逃げなくてよくなった。

 

自分でない誰かにならなければ・・・と、もがく必要がなくなった。


自分でない誰かになろうとしている限り、どこまで行っても満足はないだろう。

 

また次の欠乏感がやってくるから。

 

コンプレックスの結ぶ実は空しく、破壊的ですらある。

 

「あなたはあなたでいい」

「ありのままの自分でいい」

 

その言葉は耳に心地良く、慰められるけど、本当に心の奥底からそう思えるには、自分のほんとうの価値を知るという プロセスが不可欠だと思う。

 

「自分から逃げるな。自分の価値を知りなさい。」

 

厳しくもあるこの言葉の真意に、やはり私は感動する。

 

気休めではない、真実な愛の語り掛けではないか。



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