心の立て直し、どうしますか?
新年早々、寝込みました。
原因不明のめまいに襲われ、ほぼ5日間活動停止状態で予定が崩れました。なかの2日はほとんど起きていることもできず、一日22時間くらい寝ている始末で、礼拝にも向かえず、聖書を開くこともできず、スマホを見ることすら大変でした。
そういう時は、やっぱり気持ちも弱ってきます。
夫にも、仲間たちにも迷惑をかけてしまった...。
あれもできない、これもできない、もう何もできない...。
このような症状は昨年から何度か経験していて、恐らく更年期の影響ではないかと考えながら、取り残されていくような寂しさ、自分の弱さへの落胆、こんなでは神様のお役に立てない…と、大袈裟に心が沈んでいきました。
祈りの言葉も「神様...」の後が続かない。
自分のことで頭がいっぱいになっていることにも責めを感じて、もう悪循環!
安全な我が家で温かい布団に横になっているというのに、まるで泥沼に一人倒れているようなモードに陥っていく。
主を呼びながらも、神がおられないかのような愚かな思考。
生かされているのに...
キリストにあがなわれ、すべて赦されているのに...
愛され、守られ、導かれ、
主が永遠に共にいてくださるというのに...
これぞ罪人のどうしようもない姿なのかもしれません。
(これは、元気になった今だから再認識できることですね)
まったく、心って、なんなのでしょう。
自分の心なのに、管理するのが本当に難しい...。
許可した覚えもないのに、否定的な考えがどこからかなだれ込んでくる...。
私は特にメンタルが弱いのですが、人というのは誰もが少なからずそういう課題をもっている存在だと、聖書のことばからも理解できます。
【力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。】箴言4:23
【怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる】箴言16:32
【自分の心を制することができない人は、城壁のない、打ち壊された町のようだ。】箴言25:28
私は、完全にアウトです...。
しかし!
体調不良に悩まされ、意志を働かせた思考が停止して、まさに「打ち壊された町」のようになりかけた私の心に飛び込んで来て制御を開始したものがありました。
私の心を守り、形勢逆転の力となったのは、たった一つの聖書のことばだったのです。
【あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。】詩編37:5
これは、2017年のテーマ聖句として今月のはじめに決めていた御言葉でした。
私は、すがるようにこの御言葉を口ずさみ、繰り返し祈りました。
私の道を、主よ、あなたにゆだねます。
主よ、あなたに信頼します。
私ではなく、あなたが、私の道を成し遂げてくださいます!
主よ、あわれんでください...。
あぁ...感謝だ。
主が成してくださる...!
心が呼吸を再開したように、あたたかくほぐれて、涙があふれました。
私は、自分の心を正しくコントロールできない者です。
しかし、私の内に蓄えられた神のことばが、私の心を守り制御してくれます。
そのことを、はっきりと教えられました。
病をも真理を知る恵みとしてくださる主をたたえます!
聖書を開けない体調にまたなるかもしれません。
祈りの言葉が考えられない状態に陥ることもあるでしょう。
だからこそ、一つでも多く、心に御言葉を蓄えておくことに私は力を注ぎます。
御言葉は、生きて働く神の力だからです!