天国途上 〜生きること思うこと〜

イエス・キリストを信じて、聖書を学び続けながら、ほんとうの幸せに出会いました。 私の日常は平凡なのに感動があふれ、問題や失敗もあるのに希望があふれています。 人生はそのゴールである天国へ向かって変えられ続けています。こんな私が日々思うことを公開します。 仙台市郊外にあるプロテスタント教会在籍。

絆の回復

東日本大震災直後から被災地で活動してくださっている団体はたくさんある。

 

4年経った現在もなお刻々と変化していくニーズに関わり続けてくださっている方々がたくさんおられることを思って、改めて頭が下がる。

 

そして、本当に感謝します。

 

先日、ある非営利ボランティアグループのニュースレターに書かれた言葉に目がとまった。

 

「孤独」とは絆が絶えること、「絶望」とは希望が絶えること。

 

孤独や絶望の解決はお金やモノではどうすることもできないと語り、彼らは「あなたは一人じゃない」というメッセージを自らも体験し、その メッセージを携えて被災地の方々に寄り添おうとしているのだという。

 

被災した方々だけでなく、病気に悩む人も健康な人も、不便な生活を余儀なく されている人も便利な環境で暮らす人も、大人も子供も、「あなたは一人じゃない」というメッセージを必要としていない人はいないのではないか。

 

私が所属している教会では聖書に関心を持たれた方に学びの機会としてご紹介する入門クラスがあって、その中に「絆の回復」というテーマがある。

 

私たち人間は、「3つの絆」に生きるようにデザインされた存在だということを聖書から見ていく。

 

3つの絆とは、神様との絆、人間同士の絆、自然との絆だ。

 

この3つの絆が健全で充実した状態にあるなら、私たちはほんとうの幸せを体験する。

 

そのようにデザインされているからだ。

 

魚が水中でこそ自由に泳ぎ、鳥は空を飛ぶように、人間にも存在本来のデザインがある。

 

「水を得た魚」ということわざがあるが、まさに この3つの絆が回復されることで、私たちは水を得た魚のように生き返り、自由になる。

 

この入門クラスでは、絆の回復を必要としている状態、すなわち「絆が壊れた状態」として罪を説明する。

 

なぜこれら の絆が壊れたのか、絆が壊れているとはどういうことなのか、絆を回復する方法はなにかなどを数回に分けて丁寧に学んでいく。

 

私も時間をか けてそういう学びをしていただいた一人だ。

 

 

教会やクリスチャンはすぐ「罪」と言うから嫌だ。

 

そんなことを思ったことはないだろうか?

 

私は卒業した短大がキリスト教主義だったので、そこで初めて聖書に触れた。

 

その学生生活は私にとって本当に楽しく充実していた。

 

尊敬する先生に出会い、学校の礼拝にも好んで出席していた。

 

しかし、一番なじまなかった のがこの「罪」という言葉だった。

 

ひどくネガティブな響きで、わざとらしい卑屈な謙遜用語のように聞こえたからだ。

 

長い年月を経ていま、当初の理解は全く間違った思い込みだったと言わねばならない。

 

私は牧師でもないし神学者でもないので、学術的な話はできない。

 

でも、牧師先生から聖書を通して教えられ、理解し 信じていることは分かち合うことができる。

 

罪の説明としては色々な言い方がある。

 

罪には様々な側面があるからだ。

 

このブログでも私自身の体験を重ねて、そういうことにも触れていきたいと思っている。

 

震災後は「絆」という言葉がずいぶんクローズアップされた。

 

みなさんは自分自身の日常生活を「絆が壊れている」と いう観点で考えたことがあるだろうか。

 

人間関係ならイメージできるかもしれないけれど、神様との絆というものが自分の現実に影響を与えて いると想像できるだろうか。

 

自覚できようと無自覚だろうと、神様との絆の状態が人間関係に直結している、と聖書は教えている。

 

その神様が どの神様かということもとても重要だ。

 

大前提として、世界と人間を含むすべてのものを造られた創造主なる神とだけ言っておく。

 


「罪」は「絆が壊れた状態」のことであり、

それに対して「救い」とは「絆の 回復」のこと。

 

絆の回復こそ、ほんとうの幸福。

 

ほんとうの幸福も、ほんとうの自分らしさも、私たち一人ひとりを創造し、生かしている神様との絆の回復から始まる。


私はそれを信じ、救われ、ほんとうの幸福を知るようになった一人です。

 

 

あなたは、絆の回復に興味ありますか?

 

あなたは水を得た魚のように、生きていますか?

 


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