2016-01-01から1年間の記事一覧
人にはだれでも祈り心があると思う。人間ではない、はるかに高い領域におられる偉大な存在を思い、介入を望んで接点を得ようとする心の動き。被造物である人間が自分のルーツである創造主を魂の奥底では知っているからだと思う。 このところ、聖書の詩編を味…
東日本大震災からちょうど5年を迎え、テレビでも特集が多く組まれている。 被災地を忘れないで思いを寄せてくださっている方々が実に多くいて、震災の影響にいまだ苦しむ人々の心と生活の復興のために尽力してくださっている多くの取り組みがあること、また…
このごろ私は、天国のことをよく思うようになりました。 人間関係のままならなさ、自分自身の欠陥に意識がとらわれ、誰のせいというわけでもなく、それぞれが善意の心で精一杯やっているはずなのに、大切にしてきたものがこぼれ落ちていくような虚しい感覚に…
聖書に示される「このようでありなさい」という命令を前にすると、喜びや平安が揺らぎ、頑張ろうとするけどかえってパフォーマンスが下がってしまう。そういうことが、あなたにもありませんか。 私はそういう傾向が強くありました。 しかし、繰り返し福音を…
あなたがたは偽りを捨て、おのおの隣人に対して真実を語りなさい。怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話…
ある日、親しくしている友人とこんな話題になった。 「クリスチャンはイエス様の御霊をいただいて新しいいのちを生きるようにされた者だから、私たちはみな、それぞれに、信仰を与えられる前の自分にはなかったものを今の自分に発見することができるって学ん…
ここ数年、特別に祈りながら取り組んでいる自分の課題がある。 それは、聞くこと。 無意識でいるなら、私自身の傾向は、自分がしゃべりたいことをしゃべりたいようにしゃべる。誰かと会っていても、聞いている時間と話している時間との割合でいえば、圧倒的…
私たちの人生には、将来を大きく左右するいくつかの決断の時があると思う。その決断において私たちは様々に自問自答するのではないか。 問いは決断を促すものでもあると思う。 前回の記事に書いたように、かつて信仰生活が行き詰まっていた私が、失望を抱え…
昨年8月に書いた“教会”に疲れたあなたへ - 天国途上 〜生きること思うこと〜が注目記事に留まり続けている。また、東京在住の友人たちから「しばらく教会を離れることにした」という連絡を重ねて受けて、その背景にある問題や痛みを思わされている。安易にど…
たいした失敗じゃない。誰にも知られずに、なかったことにできる・・・。つい先日、ネット通販で注文しておいたスマホケースが届いて、それを手にした時のことだ。「あれ?ちょっと小さい?」と一見して嫌な予感。すぐ手持ちのスマホを装着してみようとする…